身内への思いやりが引き寄せるもの

内なる世界と外なる世界

私たちには、二つの世界があります。
それは、内なる世界と外なる世界です。
内なる世界とは、安心して付き合えるコミュニティであり。外なる世界とは、割り切り、ある目的のためにだけ協力しあうコミュニティです。
しかしながら、往々にして、この二つの世界に境目がなく、常に競争でしているかのように過ごしてしまいます。

内なる世界では、人は安堵や無条件の愛というものを感じます。外なる世界では、人は利用、損得勘定を感じます。あなたは、安堵や無条件の愛を普段感じられているでしょうか?

内なる世界で結びつくという関係は、家族・友人・親戚などがあります。その中でもとりわけ、内なる世界であるべきなのは、親子関係と夫婦関係です。本来は、自然に安堵・無条件の愛が成立するはずです。しかし、人は自分が一番大切であるという性質も存在します。その性質が際立つと、内なる世界を破壊します。

思いやりは安定して発動させるもの

通常の親子関係・夫婦関係において、内なる世界が成立しているのは、残念ながら、世の中において、ごく少数です。なぜなら、普通は、自分の欲・優先順位を曲げない人が多いからです。内なる世界が成立するには、自分の欲・優先事項は、後回しです。そうしないと、内なる世界が成立する条件ともいえる、「思いやり」が発動しないからです。

思いやりは、自分の気分で発動させることもできます。自分が機嫌が良い時に人に優しくするとか人に自由を与えるとか。この気分で発動させるものは、人を惑わせ、混乱させます。なぜなら、あなたの気分次第で状況が変わるからです。思いやりとは、安定して発動する必要があるのです。

素直さが運命を変える

また、思いやりには、過去を見つめ、自分の記憶を修正するということも含まれます。親子関係において、小さい頃に受けたなんらかの誤解があなたの親に対する評価を作っていることが、たくさんあります。今、様々な経験をした観点からみると、その当時の親のことが理解できるということが、ほとんどです。ここで、素直に、その誤解を修正できたなら、その思いやりの効果は、現在のあなたの幸せを呼び込みます。ここで、かたくなに、誤解を修正しないと決め込めば、あなたは幸せを呼び込めないでしょう。運命が変わるとき、往々にして、素直さというのはキーとなります。

変化を見逃していないか

思いやりには、夫婦間の成長を考えるということも含まれます。夫婦間の成長とは、変化に自分が鈍感になっていると見極めることができません。例えば、ご主人さんが、かつては失敗ばかりしていたとか、そういうことから、ご主人さんのことを現在もずっと同じように見続ける。そのようなことをしていると、運はどんどん良くない方向に向いて進んでいきます。変化に鈍感になるとき、自分のことは棚に置いていることが普通です。あなたは、ミスばかりして。。という時、すでにあなたの行動にもミスが噴出しています。相手の成長を見れない時、自分も成長していません。むしろ、後退していることが、往々にしてあります。運を開くには、相手の変化を見逃さないということが大切なのです。

利益とは提供から享受できる

思いやりとは、比較をすると、失われるという性質があります。例えば、自分がお父さんは好きだけど、お母さんは嫌いとか、当然、自分の中でそうなる理由があったとは思います。また、実家の親は良いけど、義理の親は嫌いとかもあります。このような場合も複雑な事情があるとは思います。どのような事情があれ、比較は内なる世界においては、調和を駆逐してしまいます。比較の背景には、自分の利益になるものを優先するという作用があるからです。利益とは、本来、自分が何かを提供することで得られるものです。これは、外なる世界をみればよくわかります。会社で働くということは、まず自分が労働力となり、先に自分が提供するものがあるから、報酬を頂けるわけです。内なる世界でも、運を開くには、まず自分がやらなければならない。というのは、結局、自分が良いように進んでいきたいなら、まず、自分が流れを作り出さなければならないということを示しています。

形ではない

承認欲求が強い人は、形を追いかけてしまうことがあります。自分が人から見られるということを意識し過ぎるあまり一般的には・・ということにこだわります。その形を作ることに懸命になり、本質を見失っていることがあります。承認欲求とは、努力を褒められたいとか、一番先にやったことを自慢したいとか、自分の価値を肯定させようとすることを言います。これは、内なる世界でも外なる世界でも、前面に出し過ぎ得ると、自分の立場を悪くします。特に内なる世界では、衝突のきっかけとなります。内なる世界は、自然にお互いを尊重し合う世界ですから、逆行することとなり、運を下げます。

性差の勘違いは怖い

性差を勘違いすると、事態は収拾がつかなくなります。性差とは、まず、全ては同じではないということです。よく、男女同権ということが言われます。それは、正しいです。ですが、男性には男性たる特徴があり、女性には女性たる特徴があります。運気を改善するとき、内なる世界においては女性が要になります。なぜなら、女性特有の特徴である母性は、思いやりそのものだからです。占い的には、女性が一歩引いて、全体を俯瞰して見るということが求められます。これも、女性特有の性質である現実主義が役立つからです。いずれも、女性が得意なことなのです。女性が一歩引けなんて時代錯誤みたいに思う方は、誤解しているのです。女性にしかできないから、そうするのであって、上下関係を言っているのではないのです。男性をたてるとは、むしろ、女性がリードしている状態なのです。これを間違って、有能な方が・・という話になるのは、違うのです。女性が一歩引き男性をリードしていく時、内なる世界では、運命が激変するのです。

この記事を書いた人

堺市北区の中百舌鳥にて占い師をしています。

このブログでは、運命改善に役立つ考え方を書いています。日常どのように考え過ごすと良いかという疑問に答えたく、みなさんが少しでも不安を取り除き、また、自分を見直すヒントとなりますようにスピリチュアルという不可思議な世界観を嚙み砕き、わかりやすく説明しています。占いは、当てものではございません。みなさんが自分で答えを見つけていく、そのヒントをお伝えするものです。このブログから、みなさんが開運するきっかけを見つけられることを願います。