メンタルケアとヒーリング

メンタル面での問題は、その全てが単純にとにかく頑張るとか何らかの知識で乗り越えられるものではありません。メンタルというのは人の深層の部分です。そこは言わば未知の領域です。行動や実践が、その深層の部分の欲求に沿うものでなければ、理屈などは何の役にも立ちません。深層の部分は自分ですくいあげることが難しい為に、メンタルの問題は、その糸口をつかむことすら、ままなりません。深層の部分の欲求は、自分が気づかない、気づけないだけで、表層にはあがってきています。あがってはきていますが、そこにはスピリチュアル的な分析と通訳が必要になります。ここでは、そのあたりのことを12章にわたり説明しようと思います。

  • セルフメンタルケア
  • メンタルケアと本
  • サプリメント
  • ボディとメンタルの関係
  • 不安障害に対するヒーリング
  • 親子関係
  • 女性の心理
  • 仕事のミス
  • エネルギーを送るとは?
  • 悪影響に対抗する領域の形成
  • 音とメンタル
  • 気分の高まりと落ち込み

では、1章から順にみていきましょう。

1.セルフメンタルケア

メンタルに対するダメージが非常に浅いものである時や深刻なダメージから抜け出しつつある時には、自分の存在まで言及がないので、そのダメージを克服しやすいです。自分の喜びや楽しみでコントロール出来たり、運動や呼吸法など身体的作用でコントロールが効いたりさせられます。ただ、コントロールしているのは問題そのものではなく、自分の気持ちなので、もし、問題が大きくなったり、新たな問題が別に出てきた場合にはセルフコントロールは難しくなります。大切なのは、セルフケアだけでは改善が難しくなってきた時を見過ごさないということです。セルフで出来る範囲は感情が乱れない範囲と体の健康と一致しています。ですので、感情の乱れが著しい時、体がなかなか回復しないなどの時、ヒーリングが必要です。

2.メンタルケアと本

トラブルに悩む時、なんとか道を切り開こうという一心で、対策をしたいが一心で、何かを学んで法則に沿って物事に対抗しようと型を作ろうと一生懸命になる方が多いです。そのお気持ちは察するに余りありますが、型や法則に当てはめられる問題は、残念ですが非常に少ないです。何かが解決する時、確かにそこには方向性は存在します。しかしながら、方向性ありきでアドバイスがあるのではなく、必要なアドバイスをしていると、方向性が見えてくるということが正しいです。意識の向け方や人に対する接し方など、を様々な角度のアドバイスから貴方の深層心理に問うていくという作業の中で、ある種の型が出来てきます。はじめから用意された型に当てはめて考えられるほど、貴方の人格は薄っぺらなものでは、あり得ません。

3.サプリメント

何かを補うという概念をスピリチュアルでは、サプリメントと呼びます。貴方が完全なエネルギー体である時、メンタルが脅かされる事態には陥りません。メンタルをやられるというのは、メンタルを攻撃された時に守る力が弱いというのもひとつの要因となります。強い意志を持てということではなく、貴方が自然体に近い状態のエネルギーをキープするというのが大切になります。その役割を担うのがサプリメントになります。

4.ボディとメンタルの関係

ボディに現れるトラブルは、結果の世界です。ですから、痛みや不快な感覚は、その箇所に問題がないことがほとんどです。また、痛み自体が存在しないのに痛むという事実を作り出すということもあります。このような時、病院などで検査をしても、異常がないということを確認できます。体というのは、基本的に感情が起伏することで、よくなったり、悪くなったりします。ですから、ヒーリングとは、その感情の起伏により変化の生じた体の反応に対応するということになります。だから、単純な疲労でない限り、痛む箇所や不快な箇所そのものに原因がないのです。ですので、感情の起伏により、異常の生じた箇所を適切にバランスするとよいのです。痛み自体が存在しないのに、痛い所がでてくるのは、二つの両極な理由があります。ひとつは、人格の崩壊を防ぐためです。これは、自分が置かれている状況が本人にとり耐え難いものであるとき、身を守る必然性から、自分が守られたいという反応として表れてきます。もうひとつは、許容し難い事実を自分が受け止めたくない時に、自分に制限を設けておき納得する。また、それを誰も治しては困るので、強固な鉄壁のブロックがかかっています。両者のその違いは、前者は、他者との関係性が改善すると、出ている現象は全て改善されます。後者は、そもそも他者に攻撃を加えて自分が有利に運ぶようにという気性の持ち主なので、改善は至難の業です。このように、ボディにあらわれるものは、そのバックにあるもの、メンタル性次第であります。

5.不安障害に対するヒーリング

不安が過度に達していると、外部からのアプローチは、攻撃になってしまいます。本人の為を思ってやっても、それを受け止める余裕自体がありませんので、発言も行動も、繊細さが要求されます。ただ、本人の要望に応えれば、良いのかというと、要望通りに応えたとしても、満足のいく方向にいかないということもたくさん生じます。というのは、その要望自体が意味を成していないことがあるからです。過度の不安が存在するとき、何も考えられないということが発生しています。そういう時に、何かを聞かれて、戸惑って生じた要望だったりするからです。周囲は、解決法を模索します。しかし、過度の不安は、蓄積によるものが多く、解決法があったとしても、即効性には繋がりません。即効性がないので、解決法にたどり着いたのに、違うと思い錯覚してしまうリスクがあります。こういう状況では、早くなんとかしてあげたいのですけれど、解決法を急いでしまうと、解決法を見逃すことになりますから要注意です。過度の不安は、呼吸と睡眠にあらわれます。ですから、ヒーリングも、本人がいう痛みや不快感にとらわれ過ぎず、呼吸をバランスすることに絞る必要があります。

6.親子関係

5才10か月までの子供は、意識は出来ませんが親のメンタルの状況の影響を強く受けます。つまり、親が考えていることは、無意識に理解するということです。12才3か月までの子供は、善悪という概念を親をみて学びます。例え、親が隠れてやっても無駄です。そういう手法とともに、学びます。16才7か月までの子供は、親が自分に求めるものと自分がやりたいことの狭間にいます。それ以上の年齢は、メンタルとしては、大人に分類されます。あくまでメンタルとしてだけで、まだまだ不完全ではあります。注意すべきは、親と子というのは、ずっと親と子です。しかしながら、親も子も相手が、ずっと同じだと錯覚するものです。子供のメンタリティーは、年齢と共に変わっていきます。そこに親がついていき、うまく対応できるかが非常に大切です。また、大人になれば、メンタリティーは常に変化していきます。そこにお互いに、うまく対応しきれるかが非常に大切です。相手の現状のメンタリティーを理解していないと、自分の感覚と違うということで切り捨てがちになります。

7.女性の心理

女性の心理には複雑性があります。一方で、男性の心理はそこまでの複雑性はありません。ここで女性と示すのは、家庭を中心に考えられる人のことです。ですから、男性でも家庭のことを中心に考えられている時は、女性という形になります。男性というのは、自分のやりたいことを重視します。だから、仕事中心に考えるとか、自分の時間を作るとか、そういう傾向が強い時は、女性であっても男性という形になります。ここでいう複雑性とは、自分以外の人を中心に考えるということを指します。自分中心であれば、複雑性は生まれません。女性という形に自分がなった時に、状況を改善する機会が訪れます。運命を左右するのは、女性という形になる時間が多いかどうかです。その時、複雑にからまった糸をうまくたどると、運命に何らかの変化を与えます。あなたの精神は、今、女性ですか?

8.仕事のミス

仕事では必ずミスは生じます。ですから、いかにミスを少なくしていくかということが課題になります。ミスはメンタリティーが揺らぎやすいので、起きたミスを冷静にかえりみるということも必要になります。ミスを探して攻撃してくる人もいますので、非常に厄介な場面です。まず、ミスが完全に単なるミスである時、深く考える必要はありません。正常な状態であれば絶対にミスしないけど、過重な労働や過密なスケジュールでミスしたという時、そこには見直すべき何かが存在します。ミス自体にとらわれ過ぎていると、見直すべきポイントがわからなくなりますから、ミス自体は、再発防止にはどうすべきかだけを考えればそれでいいです。仕事でミスをするということは、結構、深いポイントが潜んでいます。ミス自体は結果にしか過ぎませんから、そこに固執し過ぎないようにして下さい。

9.エネルギーを送るとは

エネルギーとは執着があると流れません。執着とは、自分のやり方を変えたくない、自分が手放したくないことがある、というような利己的なものです。また、物事に固執すると、エネルギーは、動かなくなります。エネルギーを送るというのは、まず、この執着や固執を取り除いてからでないと、意味を持ちません。よく気功などで、エネルギーを送っているように見えているものは、送っているのではなく、単に執着や固執の中に流れ込んでいるだけです。流れ込んだ先で消えていきます。エネルギーというのは、推進力です。だから、あなたに執着や固執がなければ、物事が進展していきます。だから、運命を変えたければ、あなたの概念・精神性をまず、変えなければなりません。

10.悪影響に対抗する領域の形成

あなたに害をなそうとする事象はたくさんあります。自分で選択して避けることのできるものもあれば、人からの悪意・圧力のように日々、襲い掛かってくるものあります。悪影響とは、よくない考えに誘導されていくものや人格の否定をしてくるものもあります。ですから、普段、見るもの聞くもの触れる物、よくよく慎重に自分にとり良いものを選択し続けていくことが重要になります。そして、今の自分の認識が大切です。その認識は、エゴであってはなりません。あくまで、客観的に自分を見つめるということです。そうすると、人からの悪意や圧力があっても、それが自分にとり必要な場合は受け入れ、不必要なものは排除できます。運命を変えるとは、常に自分をみつめ、修正をしていくという作業です。それが日頃できてくると、その線引きがはっきりしますから、悪影響は、小さくなります。

11.音とメンタル

自分がどのような状態であるかで、外部から入ってくる音は、感情に良いように作用するか、悪いように作用するか変わります。だから、音の内容よりも、タイミングが問題となります。普通に話しかけても、相手に切れられたりするのは、そういうことです。あなたが話した内容よりも、タイミングが悪かったということが理由です。だから、音楽などは、〇〇な気持ちになるというのはなくて、自分の置かれている状況により、悲しみに響いたり、嬉しさに響いたりしているだけです。ただ、音は記憶と結びつくので、あなたが悲しい時に聞いた音楽が悲しくさせる音楽だと錯覚します。ですから、メンタルを改善する時に、音を利用するならば、音と共に何か楽しいことを記憶させるのが良いです。

気分の高まりと落ち込み

感情をコントロールするとは、感情を押し殺すことではありません。感情を押し殺すと、反動が大きくなり、それが表現される時、異常性となります。感情をコントロールするとは、小さな喜びを感じていく、小さな悲しみを拾っていくことです。人は皆、日々の出来事に対して無感覚・無関心になり過ぎています。そうして感覚・感情が鈍感になっていきます。何も感じていない状態を、冷静であると誤解し、感情を抑え込んでいきます。抑え込まれた感情が爆発する時、それが喜びでも悲しみでも、問題となります。喜びの場合は、気分の高揚となり、開放し過ぎて失敗します。悲しみの場合は気分の落ち込みとなり、塞ぎ込みが異常となり、他人が介入しずらくなります。ですから、日々、小さな喜びに感謝し、小さな悲しみから自分を見つめる機会とすると、感情の乱れは小さくなり、先へと繋がっていきます。

メンタルは、一度、傷つくと、修復がかなり困難です。ヒーリングという観点から、メンタルについてお話したのは、メンタルが傷ついてしまうと、自分では回復が難しくなり、周りの理解と助けが必要だからです。メンタルに触れる場合、決して、解決しようと考えてはいけません。メンタルが傷ついている時、何よりも拒まれるのは、自分の今の状況を壊す行動です。メンタルに触れる側が、メンタリティーを理解し、触れる側が実践する。それは、解決に向けて動くのですが、メンタルが傷ついている本人の何かを解決するのではなく、あなたが、あなた自身の何かを変えていく為に実践するということです。あなたの変化が、何かを変えていくのです。

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