整い過ぎた母性
溢れる母性は自分でコントロールが難しい

通常、何かが悪くなる時は、その人が道に外れた生き方や間違った解釈をしてしまっている時です。悪くなっている事象は、何かを改めなさいというあなたを導く為の啓示です。これは、みなさん全員に日頃起こることです。ただ、それが非常にわかりにくいので気付けることの方が少ないわけです。ですが、稀に、愛溢れる正しい生き方や正しい解釈をされているのに悪い出来事がふりかかることがあります。これは、強烈な母性(家族のためにすべてを捧げる覚悟のある愛)を持っているため、ちょっとしたズレが周囲に多大なる影響を与えてしまうからです。こういう方は、生き方は間違っていないので、方向性を少し微調整すると、変化が起こります。

母性には角がない方が良い

母性には何かから大切な者を守るという性質があります。しかし、母性が溢れすぎている方は、自然とその溢れを止める枠のようなものが出来てしまい、時折、守られている者が、その枠に反応し、守られている状態はわかりながらも反発するということが生じてきます。これは、本来、母性には形がなく、優しく包み込むという作用しかありませんが、母性が溢れ過ぎている方は、せっかくの母性を家族以外に振り向けがちになるので、意図せず枠が出来、包み込んでいる中にいる者が稀に自由がないと感じてしまうからです。実際には自由しかないので、母性を振り向ける側の者がその反発を理解しにくいです。ですが、反発が起きるのは、母性を振り向ける側が、物事の秩序を説明しようとする所に起きてきますから、自分が何かものの道理を説明したくなったら、グッと我慢です。それで、反発の可能性は随分下がります。

母性には規則性がない方が良い

母性は時間軸に縛られないという性質があります。しかし、自分のパートナーが他の家族から浮いている状態が作られていると、時間に制約されるということが生まれてきます。なぜなら母性とは、愛そのものですから、愛が他の家族から受けにくい状態が生まれていると、母性を発している方、特に母性が溢れている方は、その者からの異常な束縛を受けます。そうなると、他の家族に向けるべき時間軸を失い、どうしても、切り詰められていくので家庭の中に母性をもって規則を定めていくことになります。その規則は母性によって構築されているので、家族は愛であることを理解し、規則を守らなければという制約を自分に課すことになります。これは本音を言いずらい状況を生み出します。家族は愛ゆえに沈黙することとなります。こういった状況を変えていくには、パートナーへの意識を母性溢れる方が変えていく必要があります。多くは過去にパートナーへの愛を阻害する何かの想いがあるので、それを取り除いていきます。

母性には間断がない方が良い

母性とは拠り所という性質があります。拠り所ということは、いつでも安心できる場所ということです。いつでも安心できるには、母性が途切れるということがあってはならないということです。母性が途切れる瞬間、それは、常識に囚われる時に生じてきます。常識に囚われるとは、実は世間と家庭を比較している状態になっています。世間とは、いわゆる「普通は…」ということです。その普通の範疇にいるのが良いという考え方です。これは、間違いではありません。普通という中に道徳ということが存在している限り、その普通に合わせていくべきで、家族がその道徳から外れていれば、諭してあげるべきです。しかし、多くの場合、家族に対して普通は…ということを思う時、自分に都合が良いからそうあるべきだ、そうすべきだとなっています。それは、自分が自分の家庭とよその家庭を比較して望んでいることに過ぎません。そのようなことを考える時、母性は途切れ、家庭は安心出来る場所ではなくなります。

努力が結びついていく

母性が溢れ過ぎている方は、頑張っているのになかなか報われません。そして、考え方や行動にそんなに明確な間違いがあるわけでもないので、それを修正しようとしてしまうと、とんでもない方向にいってしまいます。基本、家庭に何か問題がでていると、考え方を変えようとなってしまったりしますので注意が必要です。ですから、家庭に同じ問題を抱えた方の集会などに行ってしまうと、その方たちとは違う要因で起こっているので、さらなる問題を発生させ抱え込むことになります。考え方そのものではなく、考え方の微妙なズレを修正すると、どんどん変わっていかれます。

この記事を書いた人

堺市北区の中百舌鳥にて占い師をしています。

このブログでは、運命改善に役立つ考え方を書いています。日常どのように考え過ごすと良いかという疑問に答えたく、みなさんが少しでも不安を取り除き、また、自分を見直すヒントとなりますようにスピリチュアルという不可思議な世界観を嚙み砕き、わかりやすく説明しています。占いは、当てものではございません。みなさんが自分で答えを見つけていく、そのヒントをお伝えするものです。このブログから、みなさんが開運するきっかけを見つけられることを願います。