
自分のことを想ってくれている時に行動を変える
親が子に何かを望む時、自分の心を定めていないと、その想いは伝わりません。自分の心があやふやであれば、子はその心を無意識に感じ取り、子の態度もあやふやになります。何かを決めなければならないような場面において、本人にどうするの?と迫っても親がそもそも、宙ぶらりんな考えであれば決断出来ようはずもありません。親が、子がどう考えるかは気にしないで、私は子にこうして欲しいその為ならしっかりサポートすると覚悟が定まると、子供は行動を開始します。親も覚悟が定まっているから、子供がどう決断しても、それを支えるべく動けます。つまり、親が子に安心感を与えていないと、子供は安心して考えられないということです。
小さな子供にどこに行きたい?って聞いても、自分がはっきりしない考えであったり、子供の意見なんて聞かないけど一応聞いて自分の行きたい所に説得して誘導しようなどと考えていれば、子はそれを察して、親の行きたい所に逆らうことはしません。
進学などの時も然り、就職などの時も然り、です。
また、そういう重要案件の際に子に任せてしまうと、経験がないから余程、強い願望などがない限り、道を見失い、よくわからない方向に進んでしまい何らかのリスクが高まります。
大事なのは、親が自分の思い通りに子を動かそうとするのではなく、子がしっかりと自分で考えられるように、関与してあげるということになります。
筋が通っている時に選択肢を見出す
親が子に何かを説明する時、自分が日頃どう生きているかが問われます。あなたが何かをもっともらしく説明する時、あなたの日頃の言葉・態度と子供は照らし合わせます。その照合が一致しないと、あなたの言葉は心に響きません。言葉が響かない時、子供の選択肢は親の言うことと逆をすることのみになります。なぜなら、言葉が響かないのは、あなたの普段の言葉や態度が間違っているからで、子はそうなりたくないと考えるからです。
例えば、子供が何か悪いことをして、それを謝らないというのは、親が日頃、自分の過ちを認めず他人の粗ばかり探しているからです。なぜ謝らないんだ!って。。あなたも謝っていないからですよ。
子は親の背中を見ているというのは、そういうことです。
子に何かを本当に伝えたい、何かを本当に望むのなら、その前にあなたが説得力ある生き方をしないと、あなたの想いは届かないでしょう。子供は、選択肢を見出せず親と対立していくこととなります。
自分にある側面を話すとき学びたい気持ちがでる
学びとは、通常は何か変化を求めている時に起きてきます。しかし、その変化は、大抵は強いられていることが多いです。強いられていると苦痛ですから、学びが進みにくく結実しにくくなります。
なぜ、強いられているのか?それは、多くの場合、普通を求められるからです。
普通とは、勉強するのが学生なら当然だ、就職に向けて何かをするのが当然だみたいなことです。
何かよくわからないけど、ルールのようだから、一般常識だからとか、そういう学びは身に付きにくいです。
しかし、親が子に、自分の変化の体験を話していると、自発的な変化を求めて学びを起こします。この学びは、結実しやすくなります。
変化の体験を話すとは、自分が苦労して何かを学んだということを話すのではなく、学びからの喜びの体験を話すという意味です。ここには、自分の何かが変わったという本質的変化があります。本質的変化を語れる時、学びに意欲が出ます。形式的な学びは、資格などの形に囚われるものです。本質的な学びは、幸せになる心の成長を促すものです。
期待をマイナス表現すると反発が生じる
親の不自然な言葉は、全てマイナスの表現となります。親が子供にかける言葉は全て自然でなければなりません。しかし、自然に出る言葉というのは、親の本性が出ます。生き方が悪ければ、そのまま言葉に出ます。だから、子供に躊躇なく自然に言葉をかけるには、常日頃から、自分の生き方を洗練しなくてはなりません。プラスの言葉を何千回、口にしようとも、生き方が悪ければ、そんなものは意味を持ちません。良い言葉を意識するのは大事ではありますが、その前にあなたの本性を磨くのが先決です。
体裁は気持ちを伝播させない
子が親の気持ちを汲み取るのは、親が一生懸命に動いている時だけです。一生懸命に動いているという状態は、親が家族の為にどれだけ心を込めて時間を共に過ごしているかということです。やることだけやってればいいんでしょと、物事をこなしているつもりでも、家族の為にという気持ちが薄ければ、子には親は手を抜いていると映ります。子供がスマホをすることを気にする親は多いですが、スマホをする親を子は冷ややかな目でみています。
家庭の中において、きちんとやっているというのは、ミスなく効率よくすることではありません。いかに家族の為に自分の時間を割いているか。それがきちんとやっているということなのです。ミスしても効率が悪くても、そんなものは子には関係ありません。一生懸命やっているのは子に伝わるので、気持ちは通じ合うのです。
この記事を書いた人

このブログでは、運命改善に役立つ考え方を書いています。日常どのように考え過ごすと良いかという疑問に答えたく、みなさんが少しでも不安を取り除き、また、自分を見直すヒントとなりますようにスピリチュアルという不可思議な世界観を嚙み砕き、わかりやすく説明しています。占いは、当てものではございません。みなさんが自分で答えを見つけていく、そのヒントをお伝えするものです。このブログから、みなさんが開運するきっかけを見つけられることを願います。