
夫婦
普通は、自分の周りで起きることを人はあまり気にしません。例えば、奥さんが腰が痛い時、ご主人さんは、その原因が自分にあるなんて事は夢にも思わないですね。体の痛みの83%は感情に起因しています。体を刺激しただけで、その痛みが取れる時、それは体の刺激の満足感がその感情のトラブルを解消出来る場合だけです。つまり、深い感情の要因がある場合は、体を刺激したくらいでは変化が起きないのです。
こういった場合、仮にご主人さんの考え方や行動が奥さんの感情を乱していると、ご主人さんが奥さんに対して何らかの考え方や行動を修正しないと、奥さんの腰は納得せず、痛みを発し続けます。
体の痛みは、一つの例に過ぎません。家庭内で何らかの現象が発生している時、そこには必ず何らかの要因があります。占いでの質問内容は、そうした家庭内の、あなたが普通だと考えているの出来事の意味をひとつひとつ考えると浮かんできます。
よく質問が浮かばないという人がいますが、それは、いかに周りで起きている現象に自分が興味がないかということを物語っています。
運命改善とは、まず、自分に起きる出来事より、周りに起きている現象に関心を持つことから始まります。
親子
親が子に何かこうなって欲しいと望むことは日々あります。もっと勉強してほしい、もっとスポーツが出来るようになってほしい、良い友達と付き合ってほしい、隠し事をしないでほしい、などなど。
それらは、希望として持つのは悪いことではありません。しかし、それを望むのだとしたら、自分がまず、子供のことをよく見ないといけません。子供のことを見るとは、日々の些細な出来事の中で自分が子供にしてあげられることはないかを常に考えるということです。
よくある間違いは、自分は子供に強く何かを望むのに、自分が何かを求められるとそれを拒否するということです。求められるのは、子供に直接何かを求められる場合もありますし、占いでそれを子供さんに望むならこうしてくださいと課題がでることがあります。往々にして、人には何かを望むのに、自分が軌道修正を求められると嫌がるということがあるのです。
また、自分の体裁を気にしたり、世間の常識を気にし過ぎたりすると
本人が本当に望んでいることは何か?ということが抜け落ち、本人の気持ちがそっちのけで、とても不幸な状態になります。
子供の信号
子供は、望んでいることが意識上にあがっていきていないこともあり、どうしたいかということが表現出来ないことが多々あります。しかし、確実に望んでいることはあるので、小さければ、そもそも意識上にあっても表現は出来ないので、おねしょをしたり、熱が出たりして、親に訴えかけています。
それを親は、おねしょばっかりするとか、熱ばかり出すとか本当の意味に無関心であることが多いのです。子供は常に親を求めています。子供が発しているそうした信号をいかに拾い、子供が真に何を望んでいるかを考えてあげるのが愛情です。
望んでいることは、子供がしてほしいことではありますが、例えば、親に夫婦仲良くしてほしいとか、祖父母と親が仲良くしてほしいといった家族の幸せを子供の方が願っているという事もあります。
実際、子供がいなければ、気付けないことも多々あります。子供が色んな形で表現していることに注視して、その信号を拾い上げてください。子供は本当に色んなことを教えてくれます。
体の意思
体はあなたの意思とは別の意思を持っています。ですので、あなたが、よし、今日は頑張るぞ!と意気込んでみても、急にアレルギー性鼻炎が出て、とても何かに集中出来る状態ではなくなったりします。
逆に、あまり乗り気ではなくても、体の方が何かをしないといけないということを知っていて、眠れなくなったりすることもあります。
どちらにせよ、あなたの意思に沿わない形で、何かが出てきます。
これは、体の方が本来何をすべきで何をすべきでないかを知っているということを示しています。
ですから、何か体に不具合のある時には、その痛みや病気の意味を考えなくてはなりません。
こういった所からも質問というものは生まれてきます。
運命とは、質問を持たなければ変えることはできません。質問を作るには、自分や家族の周りで起こる事に関心を持ち、その意味を考えることです。
意味を考える所に、自分を変える機会が生まれ、自分を本当に見つめ直せたらなら、実に様々なことが変わっていきます。
運勢とは、そういう実践であなた自らが勢いを生み出していくことです。通常、占い師が語るのは、あくまで、現状のあなたならこうなるという予測です。予測通りに生きる必要はどこにもありません。