あなたが現象をどう捉えるかで全て変わる
嫁の実家で小言を言うのを見て

あなたの周りでは日々いろんなことが生じてきます。一つひとつの出来事には、意味があります。もちろん自分には関係のないこともあり、それは、あなたにとっては意味がない場合もあります。意味がない場合、特にあなたの感情が揺れることはありません。

感情が揺れる場合は、あなたと直接関係なさそうな間柄での出来事でも、あなたにとって凄く意味があるといえます。感情が揺れる場合は、おそらく、あなたも常日頃抱えている問題が表出して見えるからです。

例えば、あなたが実家に帰っていて、自分の姉妹の旦那さんが、ポロっと嫁(あなたの姉妹)について、小言を言ってしまった時、あなたがもし、なんで、嫁の実家であんなん言うかな(怒)嫌いやわ~、私の旦那があんなん言うたら、その場で注意するわ!って思ったとします。

これ、あなたの感情はむき出しになるほど揺れていますから、完全にあなたにも意味のある出来事です。

第一に、あなたは旦那さんが実家でそのようなことを言わないように普段からきつく締め付けていることでしょう。

第二に、あなたは、あなたの姉妹が、自分の実家で、自分の悪い部分を言われてしまうほどの何かを旦那さんにしているとは、考えていない。そんな所で言うということは、そこで言ったら何か助けて貰えるかもしれないという心理があるのです。

現象とは、日常の結果として出てきます。上記の例で、単純にこんな所で何言うとんねんん!と感情をあらげるのか。自分に置き換えてみて、ああ、自分は、旦那にそうさせてはダメだよな、見直さないとな、と考えるのかで、あなたの運命は随分変わります。

実際には、なかなか自分では、そこまで考えをもっていけませんから、そこは占いで聞いていただけると良いわけです。何かを見て自分の感情が揺れたら、そこには意味があることが多いのです。何事も自分に置き換えて考えてみるというのは、やっていただきたいことです。

家の様子を見て母が放ったひと言から

目の前に表現された現象を物事によっては、もう一歩深く考える必要のことがあります。

例えば、入院していた母が帰ってきて、家が汚れているのを見て口にしたひと言に、子のあなたはなんでそんなこと言うんよ。。と思う。

なんでそんなこと言うの?という背景には、お母さんがいない間、みんないつもと違う生活に苦慮しつつも、家族一人ひとりが頑張ったとの想いがあるからですね。それは間違いではありません。家族の気持ちを考えれているから、そう思えているので、非常に良いと思います。

ただ、お母さんも入院中は、いつもと違う生活を強いられていて、自由が制限される中、家族に対して感謝の気持ちを感じ、ずっと持っていたのは間違いありませんね。

では、あなたはお母さんのひと言から、もう一歩踏み込んで何を思うでしょうか?

お母さんが家が汚れているのをみて感情を乱していたのは、汚した家族に向けて発せられた感情ではありません。家族に不便をかけてしまった自分に対しての責めみたいな想いが噴出してきたのです。

そう、お母さん自身に向けられたひと言だったのです。

現象には、意味がありますが、ありのまま受け取ってしまうと、大切な何かを見過ごすことになりますから、表面的なものだけを追わないように注意したいものです。

息子の「比べたらあかんけども。。」の憤りを聞いて

テーマをあなたに意識させる為に現象が起こっている場合もあります。

テーマとは、現在のあなたが集中して向かう課題のようなものです。

例えば、機嫌よく出かけて帰ってきた息子が、父親の態度や発言を見聞きして、テンションがダダ下がりになり、「よその家と比べたらあかんけど、、、なんやねん!」と気分が悪くなってしまったのを見て、そらそうよね。。と思っている母親のあなた。。

その時あなたは、息子さんに同情して、タイミング悪かったなあと感じています。

しかし、よく考えると、父親はいつものそんな感じで、息子もいつもそういう反応をしています。

では、あなたは何に気持ちが引っかかったのでしょうか?

その引っ掛かりこそ、あなたが今、テーマとして意識して生活すべきものです。

この場合は、息子さんが発した「比べる」と自分が感じた{タイミングが悪い}ということになります。

あなたは、そういう意識はないのだけど、家庭で問題が出てきたとき、つい、一般家庭では。。と普通はこうだよなあという考え方をしてしまっています。

また、そういうつもりはなく、家族みんなを心配して発言しているのだけど、ついつい自分のペースを崩さず、突っ切っていこうとしてしまいがちになっています。

普段は気にならない何でもないことが、なんか引っ掛かるという時は、そこに気付くべきテーマが表現されているかもしれませんね。

旦那さんが家計のことで話してきたことに対して

普段から、もうひとつ旦那さんの気持ちが掴めないあなた。。。

なにかと、つい、けんか腰で気持ちが向かってしまっています。。。

現象とは、一つ一つ分離して考えないといけないという原理があります。

夫婦関係が悪く、日頃から気持ちのすれ違いが多いとしても、全ての事において旦那さんが悪いわけではありません。旦那さんが悪い時もあれば、あなたが悪い時もある。人は、一旦、何かを思い込むと、全て相手が悪いと決めつけてしまいます。何かを受け入れるという余地がなくなってしまっていて、ある種、自分の都合の良いように、マイナスの方向に決着させようとします。

ある種、自分の都合の良いようにというのは、旦那は変わるわけがなく常に自分に対して否定的だ。だから、私はどうしようもないという自分は変わりようがないという結論にもっていけるからです。

あまりにも、この気持ちが強いと、常に、私の周りの環境や人が悪いから私は良くなれない。だけど、私は悪くないから、やっぱり私以外の人が努力すべきだという無限ループから抜け出せません。こうして、堂々巡りが続きます。

あなたが、この考えに陥っている限り、周りの人を認めるということがあり得ない為に、周りの人が、いくら努力しても報われないという状態を生み出します。

だから、もし、旦那さんが歩み寄って来て、色々考えて、家庭の為にこうしようとか、こうして欲しいと、あなたに言ってきたとしても、それを私にもっと何かしろってことか!みたいにしかとれなくなっています。

一つ一つの現象を別のものとして捉えていると、そこは冷静に、ああ、普段なんかむかつくけど、色々と家族のこと旦那なりに考えているんだなと分かり、物事に前進するエネルギーが生まれます。

母に頼れなかった自分が変わってきたことで

現象とは、自分が家族に向き合う姿勢の見直しの為に生じます。

例えば、あなたが実の母になかなか頼れない時、あなたの気持ちは、内(家庭)に向かず、外(仕事、交友関係)に向かいます。

仕事ができるあなたは、家族に何か心配をかけるくらいなら、全て自分で処理しようという発想になりがちです。また、愛が深いゆえに、内を壊さないように外に解決策を求めがちになります。

要するに、自分で全てを処理しようと試み形は整えられたけど、気持ちの処理が出来ずに、どこかでそれを処理しようとしています。しかし、内への気持ちが向いていない場合、その内を守るために向けられた外への気持ちは愛のない世界です。

家族に迷惑を掛けるということに抵抗がある人は、あなたが家族を頼ろうとする時、もっと自分が頑張れるという意識が強いです。

自分が頑張ろうと思う人が少ない事を考えると素晴らしいことではありますが、外に意識が向かっているなら、もはや自分でやれる事はやってきています。外への意識が向かう時こそ、内への意識を持つべき時です。

あなたが内への意識を持ち、実の母に頼っていくと、驚くほどスムーズに物事が動き出します。

あなたは自分の身の回りで起きているヒントをたくさん見逃しています。意識さえすれば、運命を変える機会はいつでもあるということを心に留めておいてくださいね。

この記事を書いた人

堺市北区の中百舌鳥にて占い師をしています。

このブログでは、運命改善に役立つ考え方を書いています。日常どのように考え過ごすと良いかという疑問に答えたく、みなさんが少しでも不安を取り除き、また、自分を見直すヒントとなりますようにスピリチュアルという不可思議な世界観を嚙み砕き、わかりやすく説明しています。占いは、当てものではございません。みなさんが自分で答えを見つけていく、そのヒントをお伝えするものです。このブログから、みなさんが開運するきっかけを見つけられることを願います。